導入事例

事例04:国立研究開発法人
国立成育医療研究センター研究所
李 小康 先生

ラットの血中および各臓器中の水素濃度の測定

概要

導入の背景

導入の背景

李 小康 先生

  • 水素の医学的効能を明らかにするために、水素に関わる学術研究が盛んに行われています。
  • 水素は非常に軽い気体であり、拡散および透過する性質があるので、正確に計測するためには一定の技術が必要です。

経緯

経緯

図A 水素発生装置 図B 水素ガス供給システム

  • 水素の医学的効果の基礎データを蓄積する目的で、当研究室ではラットに様々な投与経路(水素水の経口投与、水素含有生理塩水の腹腔内・静脈内注射、水素の吸入)で水素を投与後、血中および各臓器中の微量水素濃度を測定できる測定器を探していました。
  • NISSHAエフアイエス製SGC®(SGHA-P1)は、ppbレベルの微量水素を簡易に測定する事が出来、研究の精度とスピードが上がりました。

成果

成果

A: HSRW経口投与後、5分後のラットの血中および各臓器中の水素濃度

この事例で使われている製品

SGC®(センサーガスクロマトグラフ)は、ガス検知部に高感度半導体ガスセンサーを使用しています。また、カラムはオリジナルショートカラムを採用して、試料ガスの高感度計測と高速分離が可能です。

水素測定器SGHA-P3は、水素を広い濃度範囲で簡単に、且つ高感度に計測することができます。水素以外に、一酸化炭素とメタンも計測することができます。

センサガスクロマトグラフ SGHA