半導体ガスセンサの特色は「各種のガスに低濃度から高い感度を有する」事にあります。当社の近年のガスセンサ開発研究はこの特色を更に発展させ、3種類のガスを1ppm 以下の濃度から検出可能なレベルに到達しています。このセンサをガス分離カラムと組み合わせる事によって「3種類のガスを独立に、かつ定量的に測定する」事が出来ます。しかもこの方式は一般的なガスクロマトグラフィーの検出器のように特殊なキャリアガス(水素やヘリウム)を必要とせず、装置をコンパクトに出来るため「海洋に溶存しているグリーンハウス効果に関わりが深いメタンなどのガス濃度モニタ」や火山でのガスの発生状況のモニタなど、現場で簡単に行う事が出来るようになりました。この技術は他の分野でも幅の広い応用展開が可能です。具体的な応用例についてはお問い合わせ下さい。
応用例:センサーテック(株):GS-19