松下精工(株)との共同開発で商品化に成功した「半導体二酸化炭素センサの開発」が、平成11年度日本化学会の「科学技術賞」を受賞致しました。

この開発は、エフアイエスが松下精工(株)の開発依頼に対し、北海道大学触媒化学研究センターの岩本正和教授・工学博士の「 La 添加 SnO2 センサに関する研究」を元に、商品化の検討を行い、共同開発によって商品化に成功したものです。 受賞にあたっては特に次の点が評価の対象として挙げられ ています。
  • CO2 濃度をリアルタイムでその場測定する事の重要性を認識し、半導体CO2 センサシステムの技術開発・商品化を実現した。
  • 画期的な作動原理の開発を始め、長寿命か、妨害ガスの影響低減、温度変動の影響低減に関する問題点を解決し、始めて民生用計測システムとして実用化した。
  • 本技術の実用化、応用は快適な環境制御、民生用機器への省エネルギー化等によって、重要性を増している地球環境への寄与も大きくその波及効果は大きい。
[化学と工業第63巻 第3号(2000) より抜粋]